水道料金徴収専門員(収納員)は意見を取捨選択する

水道料金徴収専門員(収納員)は意見を取捨選択する お金について

どうも元水道料金徴収専門員(収納員)のマッハです。

東京都水道局から業務を委託された民間会社で

アラフォーで無資格未経験で5年ほど前に採用されました。

最初は時給のアルバイト(社保完備、フルタイム)で、途中から契約社員となり、

単年契約を更新しながら2018年いっぱいまで働いていました。

ちなみに5年雇い止めではなく自己都合です。

現在は一応個人事業主です。と、言っても稼ぎはしれていますが…

一応当面生活費は蓄えがありますのでやるだけやってみようと思います。

非正規雇用の水道料金徴収専門員(収納員)で働いてどうしてそんなお金があるのかに

ついては以前書いたとおりです。

まあ収納員以前も含めて何年かがかりで、ですが。

今回は非正規の手取り20万以下の水道料金徴収専門員(以下収納員)は日頃周囲にどんなことを

言われがちで、どこまで聞いた方がいいのか、です。

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水道料金徴収専門員(収納員)は意見を取捨選択する

私くらいのアラフォー昭和生まれ年代はネットネイティブではないです。もちろん大半が

スマホ手放せなかったり電子決済、SNSなどなじみも深く使いこなしてはいますが、

情報化社会の意味が肌でわかっていない人も多い。情弱度は高めだと思います。

若い人に比べると頭が固い。例えばテレワークなんか異端だと思いがちで会社に行って

なんぼだったり、無差別飛び込み営業が営業マンを鍛え利益をもたらすと信じ込んでいたり、

仕事は外注などもってのほか、正社員で固めて遂行していく、だったり、連絡もせいぜい

メールくらいだったり。(私もメールとLINEくらいしか知らない。)「ちゃんとしないと」

いけない観念が強い。「ちゃんと」の中身が古い。硬直的。まあ、平均的には、ですけど。

二極化というか、適応してる人はものすごくやっているがついて行けない人はとことん音痴と

いう印象でしょうか。携帯使いこなせない、ネット使いこなせないことをドヤる人も

ギリいます。稼ぎ方も正社員で勤めるか元手借金して起業するか、が、まず思い浮かぶ。

私ですね。それが王道の世代。親世代はなおさらです。まあ理解のある人がいなくなります。

話にならない。いろいろ言われます。しかしそのほとんどが思い込みによるもので、律儀に

聞いたところで先がない。

「上意下達」という言葉があります。日本は目上の人の言うことになかなか逆らえない風土。

昔、右肩上がりの時代まではそれが大事でもありました。ネットもなく情報も限られており、

暗中模索。大人のいうことは聞いておくものだ、と従っていれば節目節目でいいことが

ありました。もちろん取捨選択が大事なのは当時から同じですが今ほど変化の激しい時代では

なく、いうこと聞いてれば何となくいい就職ができて、年功で賃金も右肩上がり、さっさと

家を買って、結婚して、一生懸命勤めれば(うっとうしい慣習は多いですが)何とかなった。

しかしそれも近年終焉を迎えました。大量リストラ、終身雇用崩壊、自宅ローン破綻。

目上の人はそれでも正規雇用で安泰とか言ってくる。年金で足りないとわかってるのに

投資の勉強はする気ない、減らすリスクはギャンブルだ、と言います。近年生まれつつある

新規ビジネスを怪しみますし、規制緩和、自由化、既得権益を侵す変化を嫌います。

そういう人は非正規雇用で支出を抑えて副業など模索する生き方を「ろくに人生考えてない」

と見がちです。早く就職できるといいね、5年で無期転換できるといいね、と。

見てる方向が違いますから会話になりません。言っても理解できない様子です。

問題は権威者に言われたとき

自分が高校の頃、未経験の競技で部活を始めました。当然だめでした。下手でした。

ガチャガチャでした。運動神経も悪くセンスもなく形が悪い。奇妙だと笑われていました。

まあそれも個性と思うしかなく、変にちゃんとやろうとすると不自由だしつまらないし

余計パフォーマンス落ちるのでけがしない限りは自己流強めでいいと思ってやってました。

普通の公立校でスポーツ推薦入学などありませんでしたが、一人すごいOBの先輩がいて、

全国に出てはいないけど、県2位だったと。その人が教育実習に来ると。

まあ、想像通りの勝ち組の厳しい人で弱者の気持ちを理解できない、何でもかんでも

厳しくないと部活にあらず人生にあらず、まあ、押しつけがましかった。(ただ手は

出さない。あのレベルの競技者で暴力なしは当時人格者に入る。)

私に風当たりは特に強く、基本がなってない(それは認める)、基本しか取り組むな、

他のことは認めない、おまえは俺に教わる資格はない、一つのことだけやれ、お前のは

○○(競技名)じゃない、と散々な言われよう。反面、フォームのいい見込みのある

運動得意の同級生に対しては気さくで、上手いな、本当に未経験か、と乗せたりして

育てていました。これはきつかった。へこみすぎてめり込みました。人格否定されたような。

人生自体自信なくなる出来事です。だってダントツに実績ある人ですから。この人が

間違ったことはまず言わない、合っているんだ、自分はだめで、生き方もだめで、だから

部活でも最低の烙印を押されるんだ、と、辞めたくなりました。

この方今でも会うと押しつけがましく、社会人同士でも先輩は一生先輩という感じで、

結構やはり昭和の狭い価値観というか、決して悪い人ではなく人として認めていますが、

例えばツイッターなんかやりませんし、否定的に見ている。私に対して何か注文つけるときも

先輩が言ったんだから明日から改めるだろうと思い込んでいる。

高校1年生の私はしばらく萎縮してこの先輩の見てるところだとできることもできなくなり、

学校自体行きたくなくなりました。腰も痛くなりました。

他人が100%正しいことはあり得ない

腰はシャレにならない慢性痛になり、通院を余儀なくされました。練習は休めるわけではなく

(当時は骨折しても休めないような厳しい部活は結構あった)痛い思いして長く感じる練習を

こなしてから病院です。正直疲れてました。辞め方どうやって切り出そうとか考えもしますが

部活辞めたら何を張り合いに高校通えばいいのか、競技自体は好きだったはずなんだ、

運動部自体は楽しいはずだったんだ、中退しそう、と思ってしまったり。

その時のお医者さんがその競技の経験者でした。経験者というか先生でした。

私の実技を見たことがなく、話すだけなのですが、これが褒めてくれる。心構えが

できている、とか。自分の教え子(有名私立の主将)よりも体格がいい、見込みがある、

とか。しかも、効果的なトレーニング法まで教えてくれて、自分の選手時代のエピソードや

面白い話を行く度にしてくれて(話術も長けていた)、君は県でもいいところに行く、と

言ってくれました。今なら「私の実技見たこともないのに何を言ってんだ」と思うでしょうが

当時の私は権威に弱く、OBの先輩に打ちのめされる反面、大先生に乗せられると乗る。

じゃあ言われたトレーニングやってみよう、と思いました。厳しく押しつけられるのではなく

提案されて取り入れたので自主的です。

それまでの練習もやる気なかったわけではなく一生懸命やっていましたし、OBの先輩の

命令はきつすぎてそんなに厳密に守っていなかった。楽しくそこそこ自由にやらせて

いただいた。意識はするけど。(その先輩は普段は来ないので見られないし)

そうやって伸ばすところに大先生のトレーニングが加わり、さらに自己暗示もかけてくれて、

結果が出てしまった。なんとOBの先輩に並びました。なれると暗示かけられていましたが

奇跡です。基本は相変わらずガチャガチャです。真似されて笑われるレベル。でも独自の

探求で個性を伸ばしてそれが合ってました。それと正顧問の先生も細かいこと言わない人

でしたので(当時多かった根性主義。体罰はあり。)自由にやれましたし。

これが革命でした。あの成功者の言うことでも間違ってた。私だけは結果を出すことは

あり得ない、3年間基本をやれと言われていたのですから。

強者は意見を取捨選択できる

大会など見ていると、強者ほど顧問の先生を適当にかわすというか、律儀に真面目にはっきり

返事して、次の試技順自分なのに先生との会話に集中して、という傾向が見られない。

シカトというか、半ば怒鳴り声で名前呼ばれてるのにむすっとして先生の方を見ない。

あくまで競技に集中している。よく見ると全体的にそう。軽くうなずくくらい。

最初見ていて怖かったのですが、(特に当時は体罰もすごいし)結果を出すのはそういう人。

練習中もそう。返事は良くても自分を曲げなかったり、だいいち自己を確立してるので

厳しめの先輩でもうかつに技術論を言いたくならない雰囲気がある。おもねらない。

これは本当に大事です。近頃さらに実感しています。

意固地なのとも違う。柔軟さはある。数ヶ月前とスタイルがガラッと変わっていたりする。

取り入れるべきことは取り入れる。はねるべきははねる。

これは結構難しいことで、高校1年生の私では伝説のOBの意見をはねることなど

できようはずもないし(病院の先生に出会えたのは運が良かった)、人生のステージが進むと

どんどんOBどころじゃない権威が登場してきます。

基本的心構えを確立していないとぐらぐらします。

近年私にとってそれは日本株投資です。

今日日ネットで数億の利益を達成した投資家の方を追うのは当たり前です。過去にどんな

決断をし、どういうスタンスで相場に臨み、今どんなセクターに目をつけているのか、

騰落レシオ(過去25日とかの期間にどれくらいの株が買われて売られたのかという数字。)が

大分低くなってきたときは(低いということは売られた方が多いということで、株価は

全体に下落して割安で買い時と言われる)どんな株を仕込もうとしているのか…

もう日常あらゆる角度から権威あるどころじゃない情報が入ってきます。

インフルエンサーがうっかり買いをつぶやいた銘柄が場中に急騰したりします。

それだけみんな情報を追っている。しかし…

株で負ける人はよく「株のプロと言われる人はすぐ間違う」と嘆きます。

無批判によく考えず後追いした結果損失を膨らませたと思われます。

その通り、何年にもわたって倍々に資産を増やしている方達も結構間違えてます。

投資始めて1年に満たない私ですが、何回も見ました。ある数億の利益を出している方が

ツイートで「明日は○○に救われる」と持ち銘柄を挙げていました。私の見立てにも近く、

この相場の動きならば、そしてこの銘柄の材料ならば明日は3%以上上がる可能性も、としか

思えず、思わず短期利益を狙って買いを入れようかと思ったことがありました。

しかし私のスタンスはそうじゃないのでそういう買いはせず様子を見ました。

結果かなり、5パーくらいは?下落して、その銘柄のホルダーの方々ツイッターで

「なぜでしょう、何の下げ?」とつぶやいていました。事後の分析ならば、かなり材料が

目白押しで上がり続けていた銘柄ですので、最後の材料が出たとみて利益確定売りが

多かったのだろうと思えます。しかしそれもどうなのか…つじつまは合いますが、

個人のあずかり知らぬ要因が真相だった、という場合もあるし、結局は相場の読み、

特に短期の場合はプロでも外すものなんだなあと思わされました。考えなしに後追いする人は

ああいうときうかつに買っては損をするというのを繰り返すのでしょうね。ちなみに

その銘柄はその後また盛り返して年初来高値を更新していきましたので、その時は損しても

結構短期で利益を取れたことになります。しかし自分の分析なく飛びついた人はそこまで

持っていることができません。下がった後少々上がって、また調整で揉み合ったあたりで

損切りしてしまうのがオチです。

決断を他人に任せない

伝説の投資家ピーター・リンチも著書「株で勝つ」で、「株に関してはどんな実績ある

人のアドバイスもその株とその人を切り離して考えなくてはならない」と言っています。

リンチ氏もバフェットと並び称されるものすごい投資成績を収めた方ですが、勝敗で言うと

4割くらいの銘柄で損をしている趣旨のことをおっしゃっています。株は信用取引

(レバレッジとも言われる)をしなければ最悪でも損失はゼロまでですが、(ゼロにも

普通は滅多にならないし、ましてや急に一夜にして、はあり得ない)利益は天井知らずです。

1000倍になった株もあるとか。なので勝率はそこそこでも大きく儲けられる、と。

信用取引(資金以上の取引ができるが、利益も大きい反面、下落するとゼロを下回る損失も

ある。)をしない、空売り(株価が下がると見てまず売りから入る。下がったところで

買うことで差額が利益になるが、上がっても買わないといけないので損失は天井知らず。)を

しない、というのも現代のネット売買においては踏みとどまるのが難しくもあります。

私みたいな初心者は特に手を出すべきではないのですが、空売りこそが必勝法、といった本が

出ていたり、リンチさんも昭和の時代の人だし、日本じゃないし、そして日々氾濫する

トップトレーダー達の情報に触れるとみんな信用取引を利用した株主優待クロス取引

(信用と現物で同額で売り買いすることで優待の権利を得るだけですぐ株を手放すこと。

これをやらずに普通に優待目的で権利付き最終日近辺に買うと翌日にみんなが売るので

下落する(そうはならない場合もあるが)ので損失が出る。)をやっていたりする。

こういう情報の波にさらされながら自分を保つというのは本当に…

最近もある不動産株が急騰して、自分は持っていないので今飛びつくのは控えるのが

スタンスですが、もしかしてここからTOB合戦になって倍、倍になったりして…と思うと

なぜか焦る。事実そういうのは私だけではなく、多くの方が高値づかみをして下落の憂き目に

遭っています。怖い!でもまだ上がるかもと思ってしまいます。買いませんが。

結局成功するにしても失敗するにしても責任を自分でとれなければいけない。それには決断を

最後は自分で行わなければならない。どんなに重視すべき、正しいと思われる意見でも、

そして決断までに時間が圧倒的になくても、自分で納得できなければ見送る。

それで逸した利益があろうとも甘んじる。そして次の決断に向かう。

非正規雇用から自営に転じたのも自分の決断。責任を持って努力します。

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