主力の自動車関連銘柄の第2四半期決算発表

stock-investment20231007 日本株投資

8月下旬頃から、PBR1倍割れの割安銘柄の株価が勢いづいてきました。高配当、低PBRの銘柄は東証のPBR1倍割れ改善要請に伴い次々と増配や優待拡充、自社株買いなど広報で打ちだし、株価の上昇が目立ってきた。私の保有銘柄で主力はPBRが0.38倍の自動車関連銘柄なんですが、こちらはそうした号令に無縁、東証ではなく地方単独上場銘柄で、上場維持基準は緩く、PBR改善はおろか株式持ち合いすら解消に動こうともしない。資本を貯め込み続け、純資産は膨張し、配当性向は低いまま、よほど業績がいい年でもない限り増配もない。見方によっては増配余力がありありで、買収防衛策もないしカタリストの宝庫とも言えますが・・・その銘柄さえもが、9月はTOPIXを大きく上回る株価上昇を見せ、驚愕させられました。遂にここまで買いが入るか、と。10月頭の株安では下落を見ましたが、また上がって月次マイナスは0.6%(TOPIXは2.6%)にとどめています。

その主力、よくある3月6月9月12月締めではなく、1ヶ月早い8月に第2四半期決算の締めがあり、昨日発表されました。業績は思った通りというか、トヨタ世界生産V字回復、最高利益、半導体不足解消、需要旺盛、株価年初来高値、関連銘柄も好調か、という大きな期待がありつつ、売り上げ原価高騰で営利は圧迫され、増収でも前年より減益。経常も純利も二桁減。営利の進捗は予算未達だった前年よりも良くない。しかし下方修正せず、といういつものやつで。この感じだと下期にも特に期待は・・・予算達成は特に営利では無理だろうな、と。配当も変わらないだろうな、と。一方、時価総額80億円いかない中で投資有価証券が8億円以上増え、利益剰余金は6億近く増え、自己資本比率80%に迫り、現金性資産から総負債を引いた額は143億円と時価総額に60億円ほど載ってきている状態。こんなの許されていいのか笑 大分株価が上がっていても予想PERは6.54倍、PBRは0.38倍。割安度はさらに増していく状態。資産バリュー株度は増して、そういう観点からは魅力的?しかしどうでしょう。この微妙な業績は。そして株主還元軽視も甚だしい貯め込み体質は。今までは上がっていた株価も、こうして決算として数字で出た段階では火曜はどうなるでしょうか?気にしませんけどね。さすがに決算は嘘をつかないと思いますけどね。

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