一本調子で上がり続けていた日本株ですが、金曜は大きく調整。保有銘柄も連日年初来高値を更新していましたが、TOPIX(-1.91%)と同じくらいの下落率となり、主たる原因の一つにはソフトバンクGの6%超の下落がありました。ソフトバングGが多く投資するハイテクベンチャーを主な貸出先とする米大手地銀が金利上昇(米長期国債の価格下落)の痛手で多額の運用損を出し、あれよあれよと破綻。シリコンバレーの新興企業が資金繰りに窮し、破綻が相次ぐという観測から、銀行でもないソフトバンクGが大下落した、ということでしょうか。無保有ですが日本の多くの銀行も米国債による運用損は大きいとみられ、大下落。まあ、すでに銀行株に投資している人たちからすればわかりきっていることで、すでに含み益も大きく余裕の様子ですが・・・保有銘柄ではハイグロースのMonotaROも4%超下落と、大きい。そして下落相場に強い割安を極める(つまりすでに下落しきっている)資産バリュー株であるはずの主力の自動車関連銘柄がTOPIXに負けず劣らず1.61%も下落したことも手伝い、全体としても1.8%も下げる結果となりました。この銘柄はここ最近の資産バリュー株への資金流入トレンドで連日TOPIXよりも大きく上がったりして年初来高値を更新し続けてきていて、この調整は順当、やむなしです。しかし年初来ではTOPIX+7.4%を1.5%も上回る上昇。珍しいことです。もちろん業績もそれなりに良くて、右肩上がりの株価ではありましたが・・・上昇相場では指数の半分も上がらないというのが常でした。今年は主力がこのように頼もしいので、全体の年初来成績も+7%弱と、TOPIXに遜色ありません。月曜もソフトバンクGを中心に保有銘柄は下がりそうですが、どっしりと臨みたい。ショック安の様相なら買い増したいが、キャッシュはほとんどありませんね~。