相場観を持たない 保有銘柄決算サマリー

stock-investment20220514 日本株投資

長い下落相場が続いています。保有銘柄も昨年4月に付けた生涯高値から12%も下落したままです。しかし今年だけで見ると、日経平均マイナス8.2%、TOPIXマイナス6.4%、マザーズマイナス34.3%、私の保有銘柄全体がマイナス2.1%で、意外と健闘しています。要因はもちろん業績の良さと、株価の元々の割安さです。今週、保有12銘柄の内の残り8銘柄全ての決算が出ましたが、東急不HDは営業利益で最高益とし上振れ着地し、増配。今期も最高益予想。不動産活況でオフィス空き室率も低いまま。相変わらず不動産の含み益が莫大で、時価総額を上回る純資産という割安バリュー銘柄。鳥羽洋行も予想達成。今期は営業微減益予想。経常は微増。半導体不足やサプライチェーン混乱のあおりも受ける。世界経済減速懸念などもあって保守的。こちらも時価総額が保有流動資産を下回るバリュー銘柄。アイフルは過払い金返還繰り入れで減益だが今期は大増益予想。今期はこの引当金はなかろうから多分こうなる。And do HLDも進捗率まずまず。なかなかいい。大幅増益。東急と同じく不動産売買活況。柱のフランチャイズ、リースバック堅調増。丸八HDも爆益決算。円安こうも恩恵だったのか・・・しかし売り上げ、営利は予想未達。今期予想も減収減益。不動産減益は当然。販売員不足・・・人手不足。で、やっぱり資源高、物流費高騰の煽りを受ける目算。この辺は各社共通。今期はそこまで円安見込まず。そこまで良くはありませんが、こちらの株価の割安さは日本有数。時価総額をはるかに上回る資産を持っています。ソフトバンクGは1兆5千億円赤字。これでも円安恩恵すさまじく、相当上振れしたとのこと。ソフトバンクGの投資先である米ハイテク株安は進行しており、依然リスクは大きいが、忘れちゃいけない実はこの銘柄も割安資産バリュー銘柄なのですよ。純資産をかなり下回るディスカウントが時価総額にされています。クラウド銘柄は経常利益進捗100%を第1四半期で早くも達成。まあ今期も投資フェーズでこれから広告費など更に発生するらしいですが。前期も投資フェーズで通期最終赤字予想でしたが、かなり上回って黒字着地でした。売上高二桁成長。業績予想修正なし。円安恩恵。純利予想赤字だったが今のとこ黒字。エネオスの自社株買いは9.3%規模!爆益決算。今期はもちろん減益予想。原油価格やドル円レートはもちろん保守的予想。前期はやはり上振れ着地。コンセンサスも上回る。増配は無し。全てのセグメントで原油高の在庫影響除いてもかなり増益。今期は前提の予想がどうなるかは全くわからないものの事業自体は好調。 と、まあ、全体として悪くない。昨日など、主力の自動車関連銘柄(全体の45%を占める投資先)が値動きなかったのに全体でTOPIXぐらい上昇しましたから、業績、決算は重要ということでしょう。株価の動きは短期では業績を簡単に裏切りますが。伝説の投資家ピーター・リンチは「相場の予測は信じない。良い銘柄を選ぶ限り個人投資家はどんな相場にも対応出来る。」と言っています。事実、個別を見渡すと、そうなっています。金利高、エネルギー、資源高、サプライチェーン混乱、等々、経済、株価に逆風は多いですが、投資を続けて相場に居続けたいです。

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