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2019年初頭から個別株投資開始ということに便宜上しています。本当は2018年末で、12月14日に当時の投資元本をほぼ個別株に投資し、10日後にクリスマスショックで10%ほど下落。大体そのままその年を終え、正確には初年度マイナス10%スタートでした。一応資産の増減率の市場平均株価指数との比較は2018年12月14日を起点とした計算となっております。
当初はほんと何を買っていいのかわからず、一応事前にピーター・リンチの「株で勝つ」を繰り返し読んで基本概念は理解していたものの、同書にある「身近な、自分が詳しい分野をとっかかりに」投資したくとも全くと言っていいほど引っ掛かりがなく、かぶ1000さんの割安バリュー株投資の記事に出会ったことで、彼の推奨銘柄を見てみるとほんとうに中身が業績、財務、含み資産、株価の割安度などきらびやかで、「これくらい選び抜かないといけないのか」と、一旦自分の投資先候補を白紙に戻したりしていました。で、自分なりに選び直していくつかの銘柄を買ったものの、結局年明け1月中にはクリスマスショック安を大体戻したあたりでまたいったん整理してしまいました。長く持ち続ける決め手が自分の中でなかったからです。
その後、自分の仕事に関係する「バイク、タイヤ、メーカー」をキーワードに候補を絞って一応納得するまで調べたうえで買うことを決めた知多鋼業(のちに2.67倍の株価でTOBされる)に資金のかなりの部分を投資して、それは間違っていなかったのですが、利益確定するまでにはいろいろありました。
何といってもコロナショックですね。この時は主力を狼狽売りすることは全くなく持ち続けたのはえらかった。しかしその他の持ち株については誤った売り買いをして損失を出しています。やはり投資をしていると様々な情報が入ってきて振り回され踊らされ、何か動きたくなります。しかし、後々で振り返ってみると、ほんとに何もする必要がなかった。若しくはキャッシュが余っているなら暴落は買い場だった。「株で勝つ」は出版から何十年経ってもその内容はいささかも色褪せず正しかった。書いてあったのに。何度も読んでいたのに。
Xや有識者の発信、インフルエンサーの動画に左右されてしまった。言っても古い本だし、というのもあった。最近だと「年次+○パーセント」という報告です。これが本当に焦りを誘う。恐らくそもそも見ない、フォローを外す、ミュートする、というのが正解という話すらある。ただ好成績の凄腕の方の情報発信をフォローしたいので外しませんが。まあ成績に関する部分は見てすごいなあ、で終わりが正解でしょう。
たった7年、しかもその間コロナショックの年を含めても結局相場は下落した年は1年だけ?それも数パーセントだけ、という好相場の世界しか知りませんが、それを長期と言っていいのか、自分にとっては全投資歴ですので、長期ですが、それを振り返ってみると結局誰が年何%上がったとか、TOPIXと比べてどうだとか、全てどうでもいい、それで投資行動を変えてはいけないということがわかりました。
かつての主力、知多鋼業は2.67倍になるまで6年かかりました。資産の半分ほどを集中投資していましたので、それ一撃で総資産を当該期間の日経平均、TOPIXの上昇率よりも押し上げました。やったことは放置しただけ。まさに寝ていただけ。気絶していただけ。色んなノイズに惑わされてこの主力に手を付けて一部売るとか、さっさと見切って他の上がりそうな株に乗り換えるとか、しないでよかった。もちろんそうすることで成績を上げることも可能でしたでしょうけど、相応の努力、調査が必要です。それ抜きにうかつに動いては、コロナショック時の失敗を繰り返すもととなる。リンチの「株で勝つ」を読んだだけでは実感がわかなかった長期目線というものを徐々に実地で学んでいます。
ちなみに、この本を読まずにPERなどの知識なしに銘柄を選んでいたら、投資開始時に知っていた未来工業、ワークマン等を何も考えずに買っていたでしょうか。未来工業はその時買っていれば何と直後に市場替え(プライムに昇格)でストップ高になっていた。ワークマンにしても上昇が止まらず倍々になっていた。まさにビギナーズラックです。当時は「株で勝つ」や、かぶ1000さんの取材記事などを参考に投資先を吟味していたので成長とPERの整合などの理由で買わなかった。それでよかったと思っています。変にいい加減に買って上がった、という体験は後々マイナスです。ワークマンなどは上昇の後の下落も結構なものでした。
逆に、投資開始当初に一度買ったが早々に売ってしまったエリアリンク、任天堂などは今に至るまでに何倍にもなっており、当時はやはりわかっていなかったなあと。何事も経験です。今もいろいろ「1月総選挙で自民勝利、政権安定、長期化で景気、株価に追い風」の見方?で週明け日経平均が上がりそうだ、とか騒がれていますが、もう関係ないですね。何も気にしない。長期を見ようと思います。今年の資産のパフォーマンスも気にしません。なるべく(笑)。



